Metromeet2021オンライン開催で最新技術情報を共有

先月25日、業界でも注目を集める第17回産業計測国際会議Metromeetが開催されました。これまで常に産業界の直面する課題・技術進歩に焦点を当ててきた甲斐もあり、現在、測定業界においてもベンチマークとなっています。この度は、デジタルおよびスマート計測の恩恵による業界の進歩を共有し、インダストリー4.0、人工知能、ロボット工学、5Gが製造業界の将来にもたらし得る影響も検証できました。また、オンライン形式が功を奏して、計測業界と主要な自動車・航空製造業界の専門家を結びつけ優れたネットワークが構築でき、参加者の増加もあって、将来に向けた相乗効果が期待されます。

協賛社には、Innovalia Group、Volume Graphics、Tekniker、GF Machine、Zeiss、Action Engineering、Vilniu大学などがあり、15か国以上から講演者と参加者がオンラインで集いました。

当日は、Innovalia Group のJesus de la Maza 社長により開会宣言の後、最初の講演者であるDatapixel社のCEO、Toni Ventura 氏による、スマートインダストリーにおけるデジタル計測の新しい実践について話があり、Aeronova社のCarlos Bello氏、AITIIP社のAlejandro Marqués氏、Tekniker社のGorka Kortaberria氏らによる、航空業界向けのスマートツールの開発による非常に興味深いINOOTOOLプロジェクトの発表がありました。このプロジェクトの成功の鍵を握るのは計測学にあると彼らは明言しています。

引き続いて、Innovalia Metrologyの取締役であるBorja de la Maza氏が、工作機械測定に関する技術革新に触れ、CNCに直接接続し対象物を測定・検証を可能にするM3MHソフトウェアの適用の有用性を明確に示しました。また、計測学の分野で150以上の記事を執筆してきたVNIIMS研究所の研究者兼医師であるValery Lysenko氏は、異なる測定範囲の座標測定機(CMM)を検証・校正するための資材と干渉システムの使用経験を共有し、GF Machining Solution社でデジタルトランスフォーメーション担当するRoberto Pérez博士は、ビッグデータによって推進される計測の重要性を強調し、不良品ゼロ製造を実現するには計測は不可欠であると主張しました。

Innovalia Metrology 社と Volume Graphic社による短いプレゼンの後、ZEISS社のX線品質ソリューションの責任者Herminso Villarraga-Gómez博士により、3D X線顕微鏡の次元計測への適用で測定機能の拡張例を紹介、計測学が持つ無限の用途や生産の最適化にもたらされる利点について再認識しました。Action Engineering社のCEO兼DMSCの取締役であるJennifer Herron氏は、オートメーション業界でISOの代替としてQIF3.0製造規格を導入。このため、生産プロセスの効率が向上し、その使用が業界で広く普及すると予測されます。最後に、Innovalia Associationの取締役であるOscar Lázaro博士による5GROWTH:5G産業における5G計測の重要性、および5Gの実装によるリソースの有効性・最適化・使用の向上に関する講演でMetromeet2021は閉会を迎えました。

製造業界の主なニーズを改めて振り返り、講演者による専門的な見識・経験の共有により、計測学の将来を熟考する有意義な一日となりました。今後もInnovalia Groupは、製造プロセスの品質管理のための高度なソリューションを提供し、さらなる革新と技術開発への取り組みに一層の努力をお約束いたします。